やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

ナカムラ元大統領との会談(3)APPU

 

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パラオ訪問。他にも盛りだくさんの情報があり、忘れる前に書いておきたい。

ナカムラ元大統領との2時間近い会談でギリギリ公表できる内容の最後の話題。ナカムラ大統領の後継者となったご子息のアリックさんの事だ。

確かナカムラ元大統領のご兄弟か、親戚の方のお子さんを養子にもらわれた。実の息子さんではないが血が繋がっている。

 

昨年、史上最年少の26歳で国会議員になった。

「今、日本に行っているよ。APPUの会議だよ。今度紹介するからよろしく頼む。」

 

APPU、アジア太平洋国会議員連合。先週大分で開催されていた。

ウィキには1965年に岸信介元首相らの提唱により設立、とある。

 

参加国は日台と太平島嶼国!しかも中国との関係の深いはずのフィジー、トンガ、パプアニューギニアが入っているではないか!

 

参加国:中華民国(台湾)、日本、ナウル、キリバス、フィジー、パラオ、ツバル、マレーシア、トンガ、パプアニューギニア

 

 

加えて謝長廷駐日代表のツイッターによると日台パラオの3者懇談会が開催されたとのこと。(上の写真)

 

謝長廷 Frank CT Hsieh‏ @FrankctHsieh Sep 18 より

蘇嘉全立法院長(国会議長)をトップとする超党派の立法委員(国会議員)14名が、アジア太平洋国会議員連盟の年次総会が開催される大分県にやって来ました。総会が始まる前に、日本、パラオ、台湾の三者懇談会が行われ、それぞれの友好と海に浮かぶ島国が直面する共通の課題について意見交換しました。

 

実は私が訪問中、パラオはある問題で揺れていた。

国会議長とPresident of Senatorが中国政府の招待を受けて中国を訪問中だと言う。米国大使も不満を示している、とこれは噂で聞いた。中国は当然大分で開催されているAPPUの会議の事も、ナカムラ元大統領のご子息が参加されている事も承知であろう。

 

ところで、この時期のこの面子による会議。日本にとっても非常に重要だと思うのだが、日本のメディアは一切報道していない。産経も取り上げていない。どうしてだろう?

 

「中華民国代表団が「アジア太平洋国会議員連合(APPU)」第47回年次総会・第81回理事会に出席 蘇嘉全・立法院長:中華民国は国際社会への積極的な貢献に尽力」

http://www.roc-taiwan.org/jp_ja/post/50530.html#.WcUgd_QoFCE.facebook

 

アジアの国会議員、台湾の提案を異議なしで採択 蘇立法院長が感謝

http://japan.cna.com.tw/news/apol/201709200009.aspx#.WcUh0jzVwls.facebook

 

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