やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

キャンベル国務次官補のアイランドホッピング最終章

 キャンベル国務次官補のアイランドホッピング最終章 

(在NZ,米国大使のウェッブより)

 6月のパラオ出張で某外交官から偶然伺ったキャンベル国務次官補の太平洋島嶼国訪問。訪問国によって情報がなく、2ヶ月近く時間が経ったがどうにかまとめた。

 彼らの訪問をなぞって行く中で、周辺情報も勉強する機会を得て、米国の太平洋島嶼国政策を改めて学ぶ機会となった。

 総括がどうなっているのか、是非知りたいのだが国務省ウェッブにも見つからない。どちらにしろ、総括はこの9月にニュージーランドで開催される太平洋島嶼国フォーラム総会で知る事ができるだろう。

 一説にはクリントン長官も来ると言う。  キャンベル国務次官補の島嶼国訪問の主要課題の一つは海洋安全保障である。主にワルシュ司令官の担当だ。そして豪州が本件の主要カウンターパートである。日本政府は外務省が水産庁が出したパラオへの警備艇供与の話しも潰したし、海洋安全保障分野はまだ手をつけていない。

 それから今回情報収集をしている中で気がついたのは米国政府の情報発信力である。国務省までブログを持ち、大使や司令官がブログ、フェイスブックで写真を含めどんどん情報を発信している。日本のルース大使のツィッターも英和でわかりやすいし、ジム・ズムワルト公使のブログも家族の歴史や愛妻家のお話が出てきて暖かみを感じる。  国務省のブログにコメントを書いたら掲載してくれたし、米国は懐が広い。  

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