トンガ国王ジョージ・ツポウ5世が、3月18日の夜、訪問中の香港でご逝去された。
香港には弟のツポウ・ラバカ皇太子殿下が同行されており、病院に運ばれた数時間後に息を引き取られたという。
ツポウ5世は63歳。先の国王が亡くなられた2006年から2年後の2008年に国王に就任。トンガの民主化を進めた。昨年9月には肝臓の手術をされた。
トンガは西洋列国の太平洋の植民地化が進む中で、ツポウ1世の主導により、太平洋で唯一植民地化を免れた国家である。それ以前は近隣のフィジー、サモア等を植民地支配し海洋帝国を築いた歴史もある。
日本の皇室との親交も深い。
故笹川良一名誉会長は長年トンガ王国名誉総領事をつとめ、日本とトンガの関係強化をいち早く推進した。
その関係で、亡くなられたツポウ5世とは直接お会いし、お話させていただく貴重な機会があり、この度の訃報は個人的にもショックを受けていますが、トンガの事を、また亡くなられた国王の思い出を順次このブログに書かせていただきたい、と思います。