やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

Her Majesty the Queen クイーンエリザベスが君主となる国

太平洋のツバル、パプアニューギニアソロモン諸島、そしてクック諸島、ニウエの君主にして私とお誕生日が同じで、しかも今は遠〜〜い親戚関係になったHer Majesty the Queen クイーンエリザベスII。

他にも下記の国々の君主であられる。忙しいに違いない。

フィジーもかつてエリザベス女王を君主に迎えていたが、クーデターが要因で、英連邦メンバーには留まるも、下記のリストにはない。

オーストラリア、

ニュージーランド

カナダ、

イギリス、

南アフリカ

パキスタン

セイロン、

ジャマイカ

バルバドス、

バハマ

グレナダ

セントルチア、

セントビンセント・グレナディーン

ベリーズ

アンティグア・バーブーダ

セントクリストファー・ネイビス

オーストラリアは共和制に移行を希望する声も大きく、国民投票が行われた。

結果、現状維持となった。

意外な事に移民からの支持が多かったという。祖国の政情不安は伝統的権威ー王政を廃止した事が原因、という理由らしい。これは友人から聞いた話でウラを取っていない。

エリザベスII女王の祖父ジョージ5世とその兄弟は明治維新後の日本にHMS Bacchanteでやってきている。

日本政府が止めるのを無視し、船に彫物師を呼んで、腕に龍を彫らせたという。

この入れ墨事件をちゃんと研究している人もいる。

Noboru Koyama, The Japanese Tattoo and Britain during the Meiji Period, Cambridge University Library

http://eajrs.net/files-eajrs/koyama_0.pdf

何はともあれトンガ同様、日本の君主がエリザベス女王でなくてよかった。