やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

稲村公望さんの復活ー新「日本郵便」経営陣 副会長に

 先日「黒潮文明論」をご紹介した稲村さんが、新「日本郵便」経営陣の副会長に就任されるニュースがあった。イエス天皇に続く稲村さんの復活。復活者は強いぞ。しかも稲村さんは生死の境からも復活しているのでダブル復活者である。 「通信文化新報」 2012年9月10日号 より抜粋 新「日本郵便」経営陣 会長に古川洽次氏、社長は鍋倉眞一氏  改正郵政民営化法に基づき郵便局会社と郵便事業会社が統合し、十月一日に誕生する新会社「日本郵便」の経営陣が、九月五日に発表された。会長には古川洽次郵便局会社会長、社長に鍋倉眞一郵便事業会社社長が就く。副会長には稲村公望中央大学大学院客員教授(元日本郵政公社常務理事)が就任する。  稲村氏は鹿児島県徳之島の大島松原郵便局の宿直室で生まれる。東京大学法学部を卒業、昭和四十七年に郵政省に入省。郵務局国際課長、東海郵政局次長、沖縄郵政管理事務所長、郵政大臣官房審議官、総務大臣官房審議官、政策統括官、郵政事業庁次長などを経て、郵政公社発足と同時に常務理事に就任した。  小泉内閣が推進した郵政民営化には断固反対を主張、平成十七年に常務理事として再任されず郵政公社を去ったが、事実上“迫られての退任”。    その後も一貫して民営・分社化の見直しを求め、中央大学大学院客員教授を務める間に郵便局の現場などを回り、疲弊する実態を見つめてきた。  こよなく「郵政事業、郵便局を愛してきた」稲村氏。七年ぶりに郵政への〝復帰〟を果たすが、「地域のために尽くしてきた“郵政文化”を取り戻し、国民のための郵政事業、郵便局を復活する」と意欲を語っている。  また偉くなっちゃうのか。が当方の本音。最近単一民族色、ナショナリスティックになりつつある稲村さんが気になっています。多様でオープンソサエティで行きましょう。