やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

パプアニューギニア独立39周年

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写真は独立記念日に向けて熱く語る78歳のソマレ閣下。お元気です。 頭の中は30代のようで、回りの家族が心配している、と言った噂も聞いています。
http://www.pngloop.com/2014/09/13/independence-unity-says-sir-michael/ 安倍総理の訪問で、日本国民にも身近になったパプアニューギニアが今日、9月16日、39年目の独立記念日を迎えます。 この独立を支えたのが日本である、笹川良一氏である、と思うとやはり特別です。 その言語数、800とも900とも言われるパプアニューギニア統一国家として成立する事は有り得ないと言われていたらしいですが、ソマレ閣下曰く”文化的多様性の中に統一がある”と。 パプアニューギニアで分離独立運動と言えば、独立以前より問題であったブーゲンビル自治区だけで、それも白人の鉱山開発が背景にあります。 肌の色に関係なく他民族を虐殺、搾取するのはヨーロッパの風習か。 長年連れ添ったスコットランドさえもイギリスから分離したい、という気持ちが強まる一方のよう。エリザベス女王陛下、ご自身が君主となっているパプアニューギニアメラネシアンウェイに学んではいかがでしょうか。 ソマレ閣下の独立記念日のスピーチもいいのでリンクしておきます。 I am proud – Somare 39 years on. Giving his experience working during colonial times, “I worked in the past, teaching at Brandi (now secondary) we were not allowed to speak and get on the vehicle with white men (people).” http://www.pngloop.com/2014/09/16/proud-somare-39-years/