http://www.maff.go.jp/j/nousin/noukan/tisitu/t_tikasui2/
<宮古島市長、陸自配備を容認 きょう議会で表明へ>
日本財団幹部だった鳥居啓一が、八重山諸島への陸自配備反対運動をどんどんすべしと俺が言っていたと伝えておいて欲しい、と言われ、八重山諸島の皆さんにお伝えしたところ、早速反応があり、宮古島での反対運動の情報をいただいた。琉球大学の教授も参加されている。
「命の水」死守誓う/「宮古島・命の水を守る5・22シンポ」
宮古毎日新聞 2016年5月24日
http://www.miyakomainichi.com/2016/05/89010/
その結果が今日、6月20日宮古市長から出る。宮古島の地下水を守るための場所の変更を含む形で承認するようだ。
「宮古島市長、陸自配備を容認 きょう議会で表明へ」
沖縄タイムス 2016年6月20日
https://www.okinawatimes.co.jp/article.php?id=174132
<宮古島の反対運動>
宮古島反対活動が、石垣、与那国と違うのは陸自配備の必要性を認めつつも現地の環境問題、即ち山も川もない、宮古島の人々の命を支える地下水の保全を科学的に、且つ、地元主導で行われている点だと思う。
石垣も与那国も、反対派は自衛隊の存在自体に反対なのだ。そして、地元に科学的理論武装をする人がいない。イデオロギー的理論武装を本土や海外の「専門家」に頼っている様子が伺える。
宮古島の地下水研究といえば、八重山農林教諭の前里和洋博士である。やしの実大学事業に参加していただいた事もある。秋篠宮殿下も前里先生が指導する宮古島の高校生の水の研究業績を高く評価されている。
宮古島は前里和洋先生のような専門家を育て、守ってきたのである。これが島の宝だ。即ち宮古島は自衛隊の存在意義を認めつつ、地元の科学的判断として地下水を守るよう声をあげたのだ。
<石垣島空港反対運動の問題点>
今年久しぶりに訪ねた石垣島で、八重山毎日新聞、前編集長上地義男氏が書かれた『新石垣空港物語~八重山郡民30年余の苦悩と闘いの軌跡~』をご本人からいただき読ませていただいた。
帆足計の流れを汲むこの反対派運動の主導者である友寄英正氏(故人)と上地氏が、当方と太平洋島嶼国の事業がしたいと当方に言われた背景は、もしかして「私の美貌のせいかしら?」と思っていたが違ったのである!(ショック)
友寄氏も上地氏も空港反対運動が、反対のため反対。そして自ら招いてきた本土や海外の「専門家」たちに牛耳られている状況を理解していたのである。帆足議員の秘書であった友寄さんから当方は何度も「左翼は、特に新左翼は大嫌いだ。島の人間を土人扱いする。」と伺った。よほど「戦後の文化的知識人」の横柄さに辟易されたのであろう。
友寄さんは笑いながら「左にずーっと行くと右に辿り着くんだよ。」と円を書いて応えた。
宮古島の陸自配備。遠くからだが見守りたい。