やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

八重山の革新左翼 ー 「典型的」市民運動の限界

帆足計の流れを汲む八重山の革新左翼と10年近く事業をして感じていた事が下記の記事にある3点だ。

彼等(帆足の秘書をしていた友寄英正氏と八重山毎日新聞前上地編集長)は「俺たちは笹川と仕事がしたい!」と石垣空港を後にしようとした私に訴えたのだ。その前夜、私は八重山記者クラブの集まりで「笹川は出て行け!」と主に本土のジャーナリストから吊るし上げられた。(笹川平和財団は保守右翼ではないと思いますが。)

なぜ友寄英正氏と上地義男氏は笹川と事業がしたい、と訴えたのか。(私の美貌のせいではなかった!) 

下記の3つの手法の限界をお二方は感じていたのだと思う。特に島外から持ち込まれるこれらの手法に反発していたと思う。しかし、10年近くいっしょに事業をする中で彼等自身もこの手法に陥る様子を時々目にした。

 

話は変わって、現在八重山諸島で起っている自衛隊反対運動。どんどんやって良いと思う。しかし下記の3つの手法と島外の「専門家」に頼るのは(利用してもいいが利用されてはだめだ)慎重に。

 

ー「正義や民主主義を唱えながら自分の主張を押し付ける非民主的行為を繰り返すなど「主張の非一貫性」。

ー 行政批判を繰り返し、理想を語りながら、その実現可能性とコストを考えない「政策論の甘さ」「口先だけの主張」。

ー まず相手を攻撃し、正邪という単純な二面でしか物事を語らない「稚拙な運動手法」。

 

飯田哲也氏の敗北に思う-「典型的」市民運動の限界、2012年07月29日 石井 孝明

http://agora-web.jp/archives/1476540.html より。

 

市民運動の限界は、沖縄の離島が一番認識しているのは?

前回の島尻議員の投票数を見ても明らかなように思う。離島では島尻議員が総じて得票数一位である。

 

沖縄の選挙結果