今回の沖縄訪問では、もし沖縄が日本に復帰していなかったらどうなったか?
という事をテーマに訪ねた。と言ってもプラベート旅行であり、タクシーの運転手さんに聞いた位なのだが。
多分20人位に聞けたと思う。
一人だけ、米国か日本か半々よ、という答えで、後は全員日本に復帰してよかった、という回答であった。
答えた方達は60から70歳。復帰運動時代に10代から20代を過ごした方である。
質問は下記の3点。
1。日本に復帰して良かったでしょうか?
2。米国と共に歩む、もしくは独立する道を取っていたらどうなっていたでしょうか?
3。現在の独立運動がありますが、今から独立したらどうなるでしょうか?
地元紙が情報を操作しているのだそうだから、利害関係の少ない第三者が公式に調査したら興味深い結果が得られるのではないだろうか?
ちなみに、八重山に自衛隊誘致を明確に反対している、八重山毎日新聞顧問の上地義男氏はキッパリと「日本に復帰してよかった。」と言われた。
その横で、八重山観光フェリー会長の池間義則氏は「インフラがねえ」と。
即ち日本に復帰していなかったら今のインフラはなかった。沖縄独立なんかあり得ない、というお話であった。
沖縄が独立したら、八重山諸島や与那国は沖縄本土から見捨てられるであろう。
ヤマト、ウチナーの対立より沖縄県内の差別の方がより明確で激しい。
これは太平洋島嶼でも同じだ。
だからしょっちゅう分離独立の話が持ち上がる。
仏領ポリネシアのマルケサス諸島を訪ねた時、フランスからの独立の話になった。
マルケサスの方は、フランスからではなく、中心地のタヒチから独立したい。タヒチがすべてを決め、全て取ってしまう、というお話であった。
ちなみにパラオの隣のヤップはパラオといっしょになりたい、という話が時々ある。
本件を一度パラオ高官と話した事がある。
ヤップがパラオといっしょになっても面倒が見れない、という。
小島嶼国の離島対策は、不可能に近い。