やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

小さくて遠い島嶼国の成長への挑戦ー第47回太平諸島フォーラム総会

第47回太平諸島フォーラムがミクロネシア連邦のポナペで今日9月7日から11日まで開催される。

今回のテーマは“Small and Far – Challenges for Growth.”

「小さくて遠い島の成長への挑戦」

下記のアイランドビジネスの記者は、あれ?2年前にはパラオで「広大な海洋国家」というテーマで話したよね。と書いている。

小さい島が広大な海洋を管理しなければならない事が問題だと、当方はこの8年考えてきました。

今回の総会参加者。パラオのレメンゲサウ大統領は選挙中で欠席。「小さくて遠い島の成長への挑戦」というテーマが気に入らなかったのではないでしょうか?

東アジアサミットに参加したニュージーランドのキー首相と豪州のターンブル首相も参加。しかし、ナウルの難民問題を抱えるターンブルは早々に帰国したようである。

さらに、メラネシア諸国を悩ます西パプア問題もある。これはテイラー事務局長のインタビューがあるので別途書きたい。

メンバー国ではないがある意味NZ、豪州より重要な日米はダイアログパートナーとして参加するはずだ。こちらの協議内容も興味深い。