8月末から9月初旬、国連のBBNJ、ハワイのIUCN総会、そしてワシントンDCで開催されたOur Ocean 2016 と海洋関連会議は目白押しだった。
どれをどのように整理すべきか悩みつつも、なぜか海洋の専門ではないはずの国務省(と多分PEW)が仕切っている米国のOur Ocean 2016 を目を向けてみた。9月15−16日の2日間に渡っての開催である。
オバマ政権で開始した同会議は今年で3回目。
今年は、パラオのレメンゲサウ大統領は参加していない。
ミクロネシア連邦のクリスチャン大統領がパネリストで参加。
ちなみにミクロネシア連邦はパラオの海洋保護区を馬鹿にしている。
そして米国は、世界最大の海洋保護区を発表したばかりのオバマ大統領、ケリー長官、そして米国史上最大のマネーロンダリングに関与しているデカプリオだ。国務省は何を考えているのであろうか?
しかも、本来海洋政策を担当する商務省のNOAAからはKathryn Sullivan (Under Secretary of Commerce for Oceans and Atmosphere)という海洋ではなく、宇宙の専門家たった一人である。
もしかして、米国の海洋政策は金融マフィアと絡まって、ズタズタの状態なのではないだろうか?
次回はこの会議に参加した豪州のジュリー・ビショップ外相のスピーチを紹介したい。
<参考>
米国史上最大級の資産差し押さえ事件とディカプリオ、そしてパラオの海洋保護区 - やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa