やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

独立を望まない米領サモア

米領サモアの連邦議員。共和党である。 私が太平洋の海洋保護区の事を追っている関係で、ここ数年蜜に連絡させていただいているが、30年近く存じ上げている。米国政治に関心のない当方は議員が共和党である事を、トランプ大統領選で始めて知ったくらいだ。 アマタ議員が語る人生。 議員になった理由。サモア文化と米国議員のバランス。米領サモアの課題ー経済開発が優先。などが語られている。 13ヶ月のトランプ政権の中で9回、アマタ議員は大統領に会っているし、イヴァンカさんとも話をしている。トランプ大統領はアクセスしてくれる、よく会ってくれる。それはオバマと違う、という意味であろう。ハワイ出身のオバマに太平洋中が期待したのだ。しかし、それは完璧に裏切られた。 最後のコメントが興味深い。 独立を検討する議員は票を失うという。隣のサモア独立国との統合は有り得ないような発言。米国との今の関係を維持したい、とのこと。 私の米領サモアの友人に独立を聞いた事がある。市民ではないが国民。大統領の投票権はない。でも米国のパスポート、生活レベル、職の選択、住む場所の選択、即ち選ぶ可能性の大きさは手放せない、と。 そーだよ。それがレーニンの自決権なんだよ。本当は。。 こちらは米ニュージーランド、豪州を訪問した時の映像。 トランプ大統領を高く評価。 この2つの映像には出て来ないが、遺跡保護法見直し大統領令(太平洋のメガ海洋保護区見直し)の件をフォローしている。米領サモアの唯一の産業、缶詰工場を閉鎖に追い込んだ。 オバマ、ブッシュは本当にひどいことをしたのだ。これがパラオキリバスのメガ海洋保護区にも繋がっている。資源の囲い込み。ハワイのダニエル・イノウエ議員が “Don’t you dare,” ー ふざけるのも大概にしろ!と一喝された件だ。 米国の遺跡保護法とメガ海洋保護区(6)イノウエ議員海洋保護区に大反対! http://blog.canpan.info/yashinomi/archive/2181 オバマの海洋保護区の罪状! 以前貼った図表だけ再度ここに。
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