やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

ミクロネシア連邦 名誉総領事館、仙台に

台湾と国交のあるパラオマーシャル諸島が中国大陸との関係を強化する様子はニュースになるが、中国大陸と国交のあるミクロネシア連邦が中国と関係を強化していることはニュースにならない。

だからこそ要注意なのだ。

それにミクロネシア連邦は日本のカツオ漁船拿捕で日本との国交自体が危うくなり、その修復は今でも続いている。

そんな中の小さなニュースだが、重要だと思うので取り上たい。

ミクロネシア連邦 名誉総領事館、仙台に」

2016年09月28日

http://www.yomiuri.co.jp/local/miyagi/news/20160927-OYTNT50235.html

記事には「気仙沼市石巻市の漁船が同国近海で操業しており、地元とのパイプを持つことが目的という。」とある。確かに中国、台湾、韓国と太平洋島嶼国の関係を見ていると、日本は大丈夫だろうか?と危惧する事がよくある。

国の関係の基礎には個々の人間同士の信頼関係、友情が重要だ。

まだ行った事はないが、気仙沼市石巻市の沿岸管理など、現在欧米の海洋保護イデオロギーに毒されているミクロネシアの人々にとっては関心があるのではないだろうか?