やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

サイパンの闇の奥

 

2005年天皇皇后両陛下が訪れたサイパン。

嘗て日本の領土であったサイパン。

日本から一番近い外国として人気の観光地だったサイパン。

 

日米の安全保障体制が変わる中で、日本人のサイパンへの関心も変わって来ているかもしれない。

人に説明しようと資料を検索していたら、ちょっとやそっとの話ではない事がわかった。

 

まずは上の映画にもなった米国のロビースト。

そのロビーストと連む米国議員、マリアナ政府、そして縫製工場と売春ビジネス。

中国大陸からの低賃金労働者、と怪しいビジネスマン。

これに日本のバブルや暴力組織も加わっているかもしれない。

さらにサイパンではDHL創業者ラリーL. ヒルブロムの租税回避と奇行。

 

調べだしたらキリがなさそうだ。しかも資料はほとんど英語。

しかし、エノラゲイが飛び立ったテニアンの隣のサイパン、日本の隣のサイパン、そして今後安全保障上グアムと並んで重要になってくるサイパンを一度まとめておく必要はあると考えている。

 

 

上記の映画のドキュメンタリー。38分辺りからがジャック・エイブラモフ事件と北マリア諸島。

 

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