やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

WCPFCに参加するNGOs

WCPFC - 中西部太平洋まぐろ類委員会

英語の正式名は長い。

Commission for the Conservation and Management of Highly Migratory Fish Stocks in the Western and Central Pacific Ocean

12月5日からフィジーで開催される第13回総会には44のNGOが参加すると前のブログに書いた。

このNGOの参加条件についてWCPFCが検討報告書を書いているのでザッと目を通した。

REVIEW OF OBSERVER PARTICIPATION IN THE WCPFC

https://www.wcpfc.int/system/files/WCPFC13-2016-33%20WCPFC%20review%20of%20observer%20%20participation.pdf

WCPFCの条約でも、またRio21始め、各種環境問題会議、委員会でもトランスペアレンシーの促進を唱い、NGOに広く門戸を開くよう提案さ、合意されているという。

WCPFCは、Technical and Compliance Committee (TCC) 以外は他のRegional fisheries management organisations (RFMOs) と同様にNGOに門戸を開いているという。TCCへの参加も守秘義務や、違反した際のペナルティの条件を付けて、今後検討すべき、と前向きだ。

WCPFCの場合問題なのはその参加NGOの数のようだ。2015年のアピア会議にはNGOから41名で全体の9%だったのが、2015年のバリの会議には91名と全体の参加者の17%を占めた。

ある2つの国際環境NGOはそれぞれ10名以上の参加者を送ってきたという。多分PEW, WWF, GreenPeaceあたりであろう。報告書は参加人数が多かったのは場所のせいだろう、と書いている。即ち、観光目的、という意味であろう。

問題は、WCPFC事務局への負担である。

報告書では他のRFMOでどのような参加費の徴収をしているのか詳しく述べ、WCPFCでも参加費を徴収する事を提案している。