やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

現代版フリーメーソン?インターネット協会

インターネット協会という不思議な組織がある。

私はこのニュージーランドチャプターの会員だ。もう10年位会員なのだが、ここ数年は全く顔を出していなかった。

 

www.internetsociety.org

先日久しぶりに集会に参加。

あー懐かしい。ヒッピーみたいなおじさん、お兄さんたち。Geek, 日本語ではオタクというらしがちょっと違うような。。

internetnz.nz

笹川平和財団の業務として自分で立ち上げた太平洋島嶼国の情報通信政策改革を進めるためにPacific Chapterの年次総会にも参加していた。インターネットの父、ビントン・サーフにも何度か会ったことがある。彼はキリバスまで来ていたのだ。学会のような雰囲気と違ってフラットな組織だ。

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先日の集まりはセキュリティの問題に関して月一で集まろうという初回の会議。

議案の立て方。場所。時間。議論の進め方など基本的なことが議論された。

女性は3名くらいでアジア人、といか日本人は私一人。自己紹介になって、つい色々話してしまった。

太平洋島嶼国のITは1991年からやってます、と。PEACESATや、太平洋島嶼国の衛星事業USPNetを日本のODAにしてIT関係で修論2つ。博士1つ。今は2つ目の博論を海洋法で。。

インターネット協会って、現代版フリーメーソンではないか、と思う。

最初は技術屋の集まりだったのがインターネットガバナンスが米国の一極支配だったところ、ITUすなわち、中国やロシアが進出。メンバーに政策を語れる人、弱者、NGOなど広く門戸を開くこととなった。メーソンの集まりがフリーになったのと同じだ。多分。

インターネット協会の会員であることも肩書きに書いておこう。