やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

八重山の自衛隊配置ー与那国の和解ー大城学長の再選

 八重山毎日新聞の大晦日の記事は待ちに待っていた海底通信ケーブル完成のニュースだった。

これで与那国もブロードバンドが可能となる。

それにしても、中国の脅威がなければ、自衛隊配備がなければ日本の先端の与那国に通信のユニバーサルサービスが提供されないのは悲しい現実。

それでもこのニュースの意義は大きい。

しかも絵にあるようにループ型。すなわちどこか切れてもつながってる状態。すごいね。

 

ネット利用 快適環境に 与那国へ光ケーブル敷設完了

http://www.y-mainichi.co.jp/news/30969/?utm_source=dlvr.it&utm_medium=facebook

 

そして石垣市長の自衛隊受け入れ表明の記事。環境評価などはこれから、なのだろうか?

陸自配備受け入れへ 市長が手続き開始了承 2016年12月27日

http://www.y-mainichi.co.jp/news/30950/?utm_source=dlvr.it&utm_medium=facebook

 

小さな記事だったが、私にとって大きなニュース。

「長年の対立から初の一致へ」 2016年12月21日

http://www.y-mainichi.co.jp/news/30919/?utm_source=dlvr.it&utm_medium=facebook

 

短いので下記にコピーする。

与那国の自衛隊配備。島内が割れたことが一番の悲劇だ。

このニュース 自分のことのように嬉しい。

 

「12月定例会与那国町議会の一般質問で、田里千代基氏から観光の受け入れ態勢強化のために商工振興課(仮称)の新設を求められた外間守吉町長。田里氏とは自衛隊配備問題、自立ビジョンなどさまざまな問題をめぐって長年対立しているが、このときばかりは「議員とは初めて一致するのではないか」と表情を緩め、企画課新設の意向を示した。」

 

そしてなぜか八重山毎日が取り上げていないのだが、琉球大学大城学長再選のニュース。

 

琉大学長に大城肇氏再選 2016年12月10日

http://ryukyushimpo.jp/news/entry-409531.html

 

大城学長は鳩間島ご出身である。離島のさらに離島。宮古島の自衛隊誘致では地元の水問題専門家と琉大が環境評価をして、確か計画が変更されたはずだ。石垣島の誘致問題もプロ市民ではない本当の専門家の客観的評価作業が必要なのではないか?

石垣空港反対運動は、エセ環境学者を海外から呼んで来て反対のための反対活動になってしまい、出口を失った。(上地義男著『新石垣空港物語』に詳しい)

エジンバラ公はイリオモテヤマネコを守るために西表島の住民退去を提案したという。(これはwikiにあったが本当だろうか?)