Facebookのザッカーバーグ氏に続いて気になっていたニュースが、ロシアロマノフ王朝をキリバスに再建する、とい内容だ。
お金持ちは島が好きなのである。
Russian monarchist wants ''alternative Russia'' in Pacific
Anton Bakov氏。ビジネスマンでロマノフ王朝の末裔、そして反プーチンとのこと。
Bakov氏はキリバスの南方の手つかずの島々に350億円ほど投資して観光開発を進め、地元の雇用にもつなげたい、とどこかでよく聞く話である。
そう、お金の逃避先。
Bakov氏の投資話は以前より検討されていたようで、2011年にはクック諸島の鳥の保護区となっている島を購入する計画もあった。
Russian MP says he's re-establishing Russian Empire - starting in Cook Islands
4 October 2011
そうなのだ。世界を逃げ回るお金は海洋保護区など自然保護区に繋がってくるのだ。そういう資金源を得た環境NGOが小国をフロントにして国連で議論している姿が、私には徐々に見えてきたところである。
チャイナマネーだけでなくロシアマネーも太平洋の小さな島々を翻弄している。
その背景には英国シティのロシアへ金融優遇制度に対する米国等からのプレッシャーもありそうな事が下記のニュースで見えてくる。
国際政治が太平洋島嶼国を翻弄する。いや太平洋島嶼国が国際政治を翻弄している、とも言える。
<ロシアの金融事情を知るために参考にしたニュース>
Why London turns a blind eye to Russia's adventurism
Nick Cohen
When It Comes to European Corruption, FIFA Is the Tip of the Iceberg
by TOM ROGAN June 2, 2015
Five Things We Learned from the Trump–May Press Conference
TOM ROGAN January 27, 2017