海洋議連での講演で中国の太平進出に注目が集まったようで、もしかして強調しすぎたのでは?と心配になってウェッブサーフィンしたら、強調しなさずぎた、事がわかって、唖然としてる。 すぐに見つけたのが、トンガ王国首相自ら公の場で発言していた、中国の殺し屋、hitmenの件である。
これに続けて見つけたのが、旧知のフィジー共和国、イノケ外相のツイッターだ。 なんと中国政府から30m rmb(約5億円)の支援をThe Republic of Fiji Military Forces: RFMFが受けたというのだ! フィジーは軍事政権になってから豪州NZが支援を止めて、BRICSを中心に中国との関係を強めてきた。
しかし、2014年の民主的選挙で豪NZとの関係も改善されたかと思っていたがそうではなかった。昨年、2016年にフィジーを襲った大型サイクロン、ウィンストンの災害支援で豪州とフィジーの関係が少し近づいたのだそうだ。 続いて豪州の保守系シンクタンクASPI(Australia Strategic Policy Institute) の最近の太平洋関係のレポートを読んだ。これは現在作成されえている外交白書を意識して書かれている。
Crowded and complex: The changing geopolitics of the South Pacific Monday, 24 April 2017 By: Joanne Wallis
豪州と太平洋島嶼国の歴史的関係をなぞりながら、現在、特に中国が関与するパプアニューギニアとフィジーに注意を喚起している。ロシアからもフィジーに軍事支援がされている事が書かれており、ロシアの太平洋島嶼国接近にも警告を鳴らしている。 興味深いのは海洋安全保障の面からの支援を強化することを提案している点だ。そして中国対策強化と豪州NZが基盤としてきた太平洋諸島フォーラムの強化である。 日本の事にはあまり触れられていないが、緊急に軍隊を抱える、フィジー、パプアニューギニア、トンガと日本の自衛隊の交流、協力事業を検討すべきではないか? セキュリティダイアモンド構想、太平洋にその一歩を!