やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

Graduation Ceremony

いよいよその日が来た。

博士は3月に通過したものの卒業式は年に3回ある中から選ぶのだそうである。 修論でも提出してから数ヶ月。書き直しもあるそうなので、留学生などは一度母国に帰国してから、この卒業式に家族で来たりするほど重要な儀式なのだ。

入るのは簡単だったが、卒業するのは茨の道、でした。 肝心の博論はこのブログにも書いている太平洋島嶼国の情報通信政策について、笹川太平洋島嶼国基金で担当してきた現場の経験を元に、開発学でまとめました。

私がUSPNetやPEACESATといった貴重な事業に関わる最初のきっかけを作ったのは、1989年1月10日、フィジーで行われたカミセセ・マラ閣下と笹川陽平会長の会談。カミセセ・マラ閣下が笹川会長に「太平洋島嶼国のために衛星通信を打ち上げて欲しい」と要請されたのがきっかけ。やり甲斐の事業とやり甲斐のある論文を書く機会をいただきました。 重要なのは笹川陽平はこの事業に一切関与していないし理解していない、ということ。

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パイプオルガンのある卒業式は、映画のハリーポッターみたいだった。 ちなみにニュージーランド国歌をマオリ語と英語できちんと歌ったよ。

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