やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

FAOーレメンゲサウ大統領インタビュー

この7月にFAO(Food and Agriculture Organization of the United Nations)で開催された会議に参加した際のインタビュー。

FAOがSIDS "Small Island Developing States" (小島嶼開発途上国)に対しニーズに合った特別な支援をするという。

SIDSが誕生した背景が、冷戦時代の国連。その国連がSIDSの面倒を見るのは、皮肉か、当然の帰結か。。

ところで太平洋島嶼国の健康問題は肥満!ある。

漁業もせずに会議ばかり、海外出張ばかりで、ジャンクフードしか食べない。

動かない。

そりゃあ肥満になるよね。

食べる事が文化でもあるので、批判しているわけではない。

ところで上記のレメンゲサウ大統領のインタビュー。海洋保護区の事をちらっと述べてがいるが、それほど強調してないように思えるのは気のせいでしょうか?

海洋保護区。十人十色。

パラオの海洋保護区は80%を商業漁業禁止するという、UNCLOSも水産資源科学も無視したもの。これも想像だが、国連等で適切なアドバイスパラオ政府に対しあったのではないだろうか?

「小国の決めた事ですから、支援するんです。」なんて言っている国交省のお役人さんがいるのだ。こっちの方が問題。これ以上小国を間違った方向に導かないで欲しい。