やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

2017-05-08から1日間の記事一覧

バヌアツとニューカレドニアの海洋境界紛争

Matthew and Hunterは地図右下にあります。私が日本国総理だったらバヌアツと海洋協力協定を締結し海底資源の調査管理を代行。バヌアツの教育・福祉向上につなげます。 太平洋島嶼国にも島を巡った海洋境界紛争がある。 良くニュースで目にしたのがバヌアツ…

PNAの公海管理に対するパプアニューギニア水産協会会長からの反対の声

公海の管理に関する興味深い記事である。 ナウル協定の会議がこの4月中旬、マーシャル諸島で開催され、公海での燃料補給を禁止する事で合意した。 これにパプアニューギニア水産協会のSylvester Pokajam氏が反対を表明。 普通は港で行う燃料補給を公海で実…

トンガの麻薬取締

パラオの麻薬の件を、ある席で話したばかりである。 パラオのあのペリリュー島で特に栽培が盛んで、子供達がほぼ全員服用していると、これはナカムラ大統領からお伺いしたし、新聞記事にも書いてあった記憶がある。 トンガ王国でも麻薬取締をしたとたん、次…

国連海洋会議に観る島嶼国の態度

アコラウ・トランスフォーム博士 THE UN OCEANS REGIONAL PREPARATORY CONFERENCE AND ITS IMPLICATIONS FOR THE PACIFIC ISLANDS STATES; SOME OBSERVATIONS Apr 20, 2017 http://sbmonline.sb/index.php/2017/04/20/un-oceans-regional-preparatory-confer…

パラオの中国人

この記事、以前取り上げた記憶があるが、見つからないので、再掲になるかもしれないが、書いておく。 Palau Chamber of Commerce sceptical over residency offer http://103.14.3.1/international/pacific-news/329199/palau-chamber-of-commerce-sceptical…

水研機構と米NOAAが連携協定、温暖化など共同研究

気になっていた日刊水産経済新聞の記事だ。 「水研機構と米NOAAが連携協定、温暖化など共同研究」 2017年4月20日 水産研究・教育機構と米国海洋大気庁海洋漁業局(NOAA/NMFS)は18日、漁業分野の研究協力について包括連携協定を締結した。水…

米国の遺跡保護法とメガ海洋保護区(2)パブコメ募集します!

トランプ大統領の遺跡保護法濫用見直し令。 パブリックコメントを募集することになった。 Interior Department Releases List of Monuments Under Review, Announces First-Ever Formal Public Comment Period for Antiquities Act Monuments OFFICE OF THE …

パラオで違法操業取締

パラオの海洋法警察が、フィリピンのまき網漁船を違法操業で拿捕したというニュースだ。 42トンのマグロを積んだ船は、パラオのアンガウルとソンソールの間で発見された。 8人の漁師は釈放されたが、マグロは没収。パラオの人々で分けたという。 さらに以前…

BBNJ-ベルギー政府交渉官のコメントが変?

BBNJの協議。海洋問題を知らないイデオロギーが強い、環境系が多い、と関係者から噂で聞いていた。 このベルギー政府の交渉官の記事を読んで、本当かもしれない、と思った。 Time for everyone to sign up for strong ocean governance By Sophie Mirgaux 20…