やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

「青い太平洋」とボートの腐乱死体

マーシャル諸島の環礁で、3人の腐乱死体がボートで発見された、という。

コロンビア人とメキシコ人。麻薬の運び屋だったのではないだろうか?

Body and ID cards found on boat washed up in Marshalls

7 September 2017

http://www.radionz.co.nz/international/pacific-news/338914/body-and-id-cards-found-on-boat-washed-up-in-marshalls

この記事には2014年にボートで14ヶ月も漂流したメキシコ人がマーシャル諸島で救助されたニュースも掲載されている。

写真を見た時、こんなに太っていて本当に14ヶ月も漂流していたんだろうか?と疑問に思った。

麻薬が太平洋でどのように運ばれるのか、以前読んだペーパーがすぐ出て来ないのだが。

証拠残らないように、小型ボートに乗せて、無人島に落とし、それをまた誰かがピックアップして、という手の込んだ事をするのだ。その時運び屋となるメキシコ人は、ほとんど使い捨て、なのだそうである。

Blue Pacific 青い太平洋 ー 今サモアで開催されている太平洋諸島フォーラム総会のテーマだ。

しかし、このようにあらゆる越境犯罪の無法地帯となっているが「青い海」の現実だ。