月刊正論12月号に岸信夫議員の記事が掲載されている。
「兄・安倍晋三の外交戦略が日本を守る」(月刊正論、2017年12月号)
http://www.sankei.com/premium/news/171125/prm1711250010-n1.html
米国の太平洋司令軍がダイヤモンドセキュリティの議論をしていること。北京の湖への懸念を持っていることなども書かれている。
「北京の湖」
安倍総理のダイヤモンドセキュリティ構想の論文にも出てくる言葉。南シナ海のことだ。
今これが太平洋に拡大し、覚醒剤の海になろうとしている。
日本も100年前に膨張したのである。
しかし、後藤新平が、そして新渡戸がしっかりとした植民政策を作った。植民先の治安、法の秩序、教育、医療を支援した。ハワイに渡った瀬戸内海の漁師さんたちは仲間から犯罪者を出さないよう、声を掛け合い頑張った。
しかし中国の膨張は違うのだ。犯罪を巻き散らかしている。
覚醒剤が中国から太平洋にたくさん入って来ていることがOceania Customs Organisationから報告された。
Increased meth production in China aimed at Oceania
22 November 2017
この9月のパラオでお会いしたナカムラ元大統領との会話が蘇る。
私「議連勉強会に呼ばれました。マリファナをペリリューの子供たちが全員使用している現実お話しさせていただきましたよ。」
怒られるかもと思ったがナカムラ元大統領は
「マリファナは問題ないんだよ。それしか収入源がないしね。問題はアイスなんだ。」
私「問題ないんですか?マリファナは?』
ナカムラ大統領「人口がどんどん減っていく。親は子供達のめんどうをみない。子供は麻薬に手を出す。理恵子さん、どうにか助けてくれ。」
中国の膨張が持ち込むのは麻薬だけではない。
ダイヤモンドセキュリティの半分の太平洋は、中国の膨張によって治安と法秩序が悪化している。
本当は気候変動どころではないはず、だ。