やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

明けましておめでとうございます。

明けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願いいたします。

 

年末は原稿執筆等々慌ただしく過ぎ、一年を振り返る余裕がありませんでした。

2017年の私にとっての大きな出来事は、同志社大学法学研究科に入学が許され、坂元茂樹教授の御指導の下、海洋法の勉強をする機会をいただいた事です。太平洋諸島の情報通信政策に続き2つ目の博論となります。

海洋問題は2008年よりミクロネシア海上保安事業の立ち上げから担当し、現場での10年近い経験がありましたが、一昨年笹川平和財団前羽生次郎会長からこれからも継続して仕事をして欲しいと言われ体系的に勉強したい、と思ったことがきっかけです。

 

そして何よりも忘れられない出来事は、4、5月に声をかけていただいた島嶼議連、海洋議連での講演です。私にとっては26年間も太平洋島嶼国の仕事をさせていただいた成果を国会議員の皆さまにお伝えする千載一遇の機会でした。それだけではなく議連が即時に動き、麻生副首相兼財務大臣と岸田外相に海洋安全保障支援強化を要請された事は同議連会長古屋圭司議員のブログに書かれている通りです。

今世界の大合唱となった「インド太平洋構想」のトリガーとなったのでは?との思いで引き続き本件は太平洋諸島の視点から勉強させていただいております。