やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

NYTimesが親トランプ?(メガ海洋保護区否定論)

今日がたまたま誕生日の共和党の友人の転送したニュースだ。

Bigger Is Not Better for Ocean Conservation

By LUIZ A. ROCHAMARCH 20, 2018

https://www.nytimes.com/2018/03/20/opinion/environment-ocean-conservation.html

ニューヨークタイムズが出したこの記事は、オバマ政権が拡大した海洋保護区批判の記事である。

米国のメディアの動向はフォローしていないが、ほぼ反トランプなのでは?

メガ海保保護区批判は以前からあるが、ニューヨークタイムズが取り上げた意味は大きい。早速筆者に海洋法上も疑義があるんだよ、と教えた。

メガ海洋保護区批判は以前からありこのブログでも取り上げて来た。


 

 

そして、トランプ大統領の大統領令として現在議論されている遺跡保護法見直しでは、メガ海洋保護区の縮小が検討されている。

この問題、オバマ政権、ケリー長官のOur Ocean、世界のビリオネラー、セレブ、イエロージャーナリズム、イエロー環境団体の遺産(もう残骸と言ってもいいであろう)である。

私が元国交省審議官・元笹川平和財団会長の羽生さんに「笹川平和財団をピューのようなイエローNGOにする気ですか!」叱責し、「そんな事いわれても理解できないぞー。」と逆切れされた件である。 そう、国交省レベルだと海洋保護区は理解できないのだ。寺島さんも古川さんも止めなかった。

このメガ海洋保護区で世界のイエローな人たちから祭り上げられるキリバスのトン大統領、パラオのレメンゲサウ大統領は異端児なのだそうです。太平洋諸島フォーラムでは誰も相手にしていない、とこれは某太平洋島嶼国の外務官僚からの情報。