やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

ペリリュー神社

パラオのペリリューに立派な神社がある。

実はパラオの方達から良くない噂を聞いていて、あまり近付かないようにしていた。しかし日本財団のパラオ支援が本格化し、同財団広報の宮崎正さん(元共同東京支社長)がこのペリリュー神社の事を記事に書いた。宮崎さんは笹川陽平氏から「太平洋島嶼国の事は早川に聞け」と言われわざわざ電話をして来た方である。余計な事を書くと電話を切る時に「なんだ女か」と吐いた。またその後何度か太平洋情報を提供するためにお会いしたが「君との関係を誤解されると困る」と言ってわざわざ財団から遠い喫茶店で会うようなことした。私は冗談かと思っていたが本気だったのだ。

興味のある方はどうぞ検索してどんなお顔か確認して下さい。仕事人としては尊敬していたが、男性としては、まあ、なんとも言葉を控える。こちらは色々な事を犠牲にして時間を作っているのにふざけたじいさんだ。

閑話休題

それでペリリュー神社の事を改めて調べた。日本の怖い組織が関わっていてみんな知っている話だった。「怖い組織」と言えば笹川平和財団も同じ系列で見られていて、中にいた私はそんな事ないのに、と思っていたので、どこまで本当か、半信半疑。あまり裏を取りたくない情報であったので、近付かないようにと笹川陽平始め財団関係者に周知しつつそのままにしておいた。後で知ったのがこの怖い組織と笹川陽平はお友達なのだそうだ。

決定的だったのが2015年平成27年の天皇皇后両陛下パラオ訪問だ。

両陛下はペリリューを訪ねられたがペリリュー神社には向かわれなかった。それだけでなく、この神社の関係者が両陛下のパラオ訪問数ヶ月前に逮捕されていた。この件に関連し、パラオ、日本両方から多数の情報が,聞いてもいないのに入ってくる。

一つ言えるのは、パラオは戦後日本を待っていたのだ。独立しても日本政府は距離を置いてきた。だから、さまざまな日本人が個人的立場でパラオを支援してきた。ここで何度も書いているが太平洋島嶼国は決して楽園ではないが、あらゆる越境犯罪の楽園になる環境である事は確かだ。