やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

祝 笹川陽平会長パラオ名誉市民に!(この件は人生最大の失敗だが記録として残しておく)

(この件は人生最大の失敗だが記録として残しておく)

 笹川陽平日本財団会長が、パラオ政府から名誉市民権を授与される事がパラオの国会で決まった。

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昨年、パラオの友人知人に呼ばれてパラオに行った際、相談された件の一つがこれだった。

感謝の気持ちをどう表せばよいか?

「名誉市民は?」と私。

「それは善いアイデアだ、進めよう。」

 

来月授与式があるらしい。

30年近く笹川陽平氏と共に太平洋島嶼国の事業を歩ませてもらった当方としては自分の事のようにうれしい。

1989年に設立された笹川太平洋島嶼国基金は立上げに失敗し、1991年に財団に入った私がマイナスの状態から立ち上げたのである。その時、四面楚歌というか無知無関心集団の中で唯一支援してくれたのが笹川会長だ。

最近だと米国のジョン・マケイン議員、リック・ペリー議員がパラオ訪問時に名誉市民を授与されている。

今日も朝からパラオの法執行関係者と議論。

「ピューやビリオネラー、セレブが大統領の「お友達」として山程パラオに来るけど何も形になってないよね。形に残ったのは笹川平和財団の事業だけだよ。」

「そうよ。でも財団が供与した船や事務所にシーシェパードやそのお友達のビリオネラー、ポール・アレン、ピューなんかが乗り込んだりされたら困るのよ。だから笹川会長の名誉市民はお飾りじゃないわよ。」

そう。羽生元会長から「頭がおかしいと思われるから誰にも言うな」と言われた日本パラオ友好協定。もう一人頭のおかしい人がいるのだ。笹川陽平氏である。

色惚け老人はお断りだが暴走老人は応援したい。暴走方向を確認しつつ。