やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

台湾の阿Q博士への回答(5)

阿保博士「パラオと米国の自由連合協定を事を聞かれましたねえ。今日ブログ上げましたのでご参考してください。」

阿Q博士「早速拝見しました。パラオには自決権がないんですねえ。米国からの無言の圧力。。」
阿保博士「またそんな左翼学者のような事を言って。パラオが中国に寝返ったどうなるか”火を見るより明らか”じゃないですか。あそこに軍事拠点ができれば最高です。ロシアも出て来ましたねえ。」
阿Q博士「え!ロシアが?」

阿保博士「観光支援とか通信、航空支援といいながら、要は軍事拠点でしょうね。米国が許すはずがない。」

阿Q博士「パラオの自決権はいずこ。。」

阿保博士「自決権は屁のようなものだと言ったでしょう!どうも屁ではご理解いただけないようなので、夫婦関係で再度ご説明します」

阿Q博士「今度は夫婦ですか?屁よりいいですが。新たな阿保理論?」

阿保博士「自決権を夫婦関係で説明したのはレーニンです!レーニン読んでないでしょう?実は私も読んでないのですが、丸山敬一先生の本に書いてありました。妻が三行半を突き付けられた時に泣いてすがる関係ではなく、独立してやっていけることが自決権。だからレーニンは離婚を推奨しているのではないのです。パラオは長年連れ添った台湾、しかも米国のお墨付きのご主人と離婚し、今みんなから嫌われている中国と再婚するかどうか。難しい判断です。皆に嫌われていても湯水のようのお金をくれて汚職が文化の中国の魅力は一度知ったら止められない。」

阿Q博士「パラオは地政学上も重要ですね。」

阿保博士「その通り。既にパラオ政府は中国の海洋調査船に許可を出している。加えて許可を出していない中国の調査船もパラオEEZで我が物顔で調査を実施。さらにこの実態をパラオ政府は把握できない。教えてくれたのは米国。小国の主権、自決権が屁である証拠です!」 

阿Q博士「また屁ですか。。確かパラオ海域は九州・パラオ海嶺で、日本と繋がっている、、日本の海底資源安全保障に直結!」

阿保博士「阿Q博士、ようやくご理解いただけたようですね。」