やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

「大東亜共栄圏」研究の一視角 共時性としての西洋 酒井 一臣

偶然ウェブで見つけた大東亜共栄圏の研究動向をまとめたもの。
著者の酒井 一臣氏は国際関係史学者。
短い論文ですぐ読める。私が渡辺昭夫先生の本にみつけた波多野先生のアジア主義の議論が重要であると紹介されている。
しかし、ここでも植民、帝国主義、軍国主義が定義されていない。国際関係史学なので歴史学者なのであろうか?歴史学者は経済や国際法を知らないで歴史を議論している。これは確実に言える。