Spaceでも話しました。
France in the Indo-Pacific EEZ and colonial history
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フランスは広大なインド太平洋に領土がある。その領土が広大なEEZsを形成している。
これがフランスのインド太平洋における重要な課題であろう。
このブログでフランスの動きをかなり以前、10年以上前から書いている。
そしてフランスのEEZも計算した。
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2020年に出した本にはフランスのことを結構書かせていただいている。
フランスの植民航海者も数多くいるはずだが、数学者だったブーゲンビル、行方不明となったラペルーズ、ポリネシア、メラネシア、ミクロネシアの名称を残したデュルヴィルの3名の名前を覚えておけばよいであろう。そして彼らの航海を支援したのが断頭台の露と消えたルイ16世であったことも。。
しかしフランスが植民地確保に大きく動いたのは19世紀のナポレオン3世の時である。
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「帝国主義」という言葉はナポレオン3世の時の植民地拡張の動きをさして、初めて使用されたものである(矢内原、アーレント等)。ナポレオン3世はニューカレドニア、マダガスカルを植民地化。そして日本人は忘れてはならないのだが、ナポレオン3世は幕府について植民地化を狙っていたのだ。
広大なEEZを形成することとなった仏領ポリネシアは、1880年主権譲渡がポマレ5世からフランスに署名により行われた。1891年にゴーギャンがタヒチに行くが、現地での評判はよくない。
そして第一次世界大戦後に英国に次ぐ世界第2位の植民地を獲得することとなる。
この地図のフランス帝国植民地が1939年で終了している理由はなんであろうか?1940年6月30日のパリ陥落ではないであろうか? 当時ナチスの力は大きく、次はイギリスという状況の中で日米が参戦に向かったのではないか?少なくとも松岡洋右はそのドイツから太平洋の日本統治領とフランス領、そして危うい英領を「ドイツ」から守るために日独同盟に動いたとの研究もある。ここら辺はしっかり勉強したい分野だ。
そして1940年9月の仏印進駐、となるのだろうがここら辺も複雑な交渉があり理解しきれない。
広大なEEZも重要だがその沿岸国に住む人々の安全保障の方が重要である。それはまさに歴史や文化を理解することなのだが、ここでも篠遠博士の功績は大きく、わたしたちは学必要があるであろう。