南太平洋大学のサンドラ・タルテ博士の論考が発表された。
5月の島サミットへ向けた提言だ。太平洋諸島フォーラムの正式メンバーとなったニューカレドニアと仏領ポリネシアを呼べ、と。インド太平洋戦略に太平洋島嶼国を入れろ、という内容。
Putting the ‘Pacific’ into Japan’s Indo-Pacific strategy
15 February 2018
http://www.eastasiaforum.org/2018/02/15/putting-the-pacific-into-japans-indo-pacific-strategy/
インド太平洋戦略に太平洋島嶼国を、というのは昨年の島嶼議連、海洋議連の講演会で当方が提案して事と同じである。特に中国の海洋権益、太平洋島嶼国への影響を考慮すれば当然。
太平洋諸島フォーラムの正式メンバーとなったニューカレドニアと仏領ポリネシアを参加させるべきである。
仏領ポリネシアの文化的独立を支えたのは考古学者故篠遠喜彦博士なのだ。
フランス政府は現地の言葉を使用禁止にしたりして同化政策を進めていた。
そしてフランスの70%近いEEZを形成しているのだ。ここに中国がすでに投資を開始している。
フランスだけでなく、米国も、英国も呼ぶべきだ。
島嶼国の海洋法執行能力ではこの広大な太平洋は守りきれない。