やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

2012-05-30から1日間の記事一覧

島サミットにパプアニューギニアとフィジーが参加しなかったワケ

今回の島サミットに参加しなかったフィジーとパプアニューギニア。 両国とも中国との関係が深い。 中国に遠慮して参加しなかった、などという記事あったが何を根拠に書いているのだろう。 フィジーは、日本が首相ではなく外務大臣を呼んだので(フィジーの新…

CNAS Fifth Annual Conference: Cooperation and Competition: China and the Asia-Pacific

CNAS Fifth Annual Conference: Cooperation and Competition: China and the Asia-Pacific 昨年2011年6月に開催された会議。 ウォルシュ司令官が参加している。 こちらはテキストとビデオがある。 テキスト http://www.cnas.org/node/6542 ビデオ こちらは…

キーティング司令官の西太平洋における米中の利害関係

2009年と少し古いですが、太平洋分割案で登場するキーティング司令官、そしてミクロネシア海保案件のきっかけともなったキーティング司令官のインタビュー番組がありました。 日本が西太平洋の関わるかどうか、日本次第だ。って言ってます。 China and US in…

何を今更の「島サミット」(3)

対太平洋島嶼国の関係とは、即ち米国との関係ナリ。 これは財団に入った1991年、現場ですぐに実感した。 特にケネディの落し子みたいなPEACESAT事業に関わると米国の太平洋への関与がまざまざと見えるのである。 1991年は冷戦が終結し、米国がサーッと太平洋…