太平洋島嶼国研究と言えばオーストラリア、次がハワイとニュージーランドであろう。
ハワイ大学から年2回"The Contemporary Pacific"という雑誌が発行されれいる。そこにMicronesia in Reviewというミクロネシアの1年の動きをレビューした記事が出る。
このブログでもお伝えしているように、日本人一般がイメージする「南の島の楽園」は別の意味の楽園でもあり、事件はつきない。しかも領土を入れれば22の政治単位があり、それぞれが独自に動きをしているので全体を追うのは不可能である。 よってこのようなレビューは重宝だ。
さて、近々訪ねるマーシャル諸島の2009年7月から2010年6月までのレビューがこの春号に掲載されていたので、解説も加えながら、簡単にまとめたい。
筆者、Daid W Kupferman氏は2004年からマーシャル諸島短期大学で政治と映像理論批評を教えつつハワイ大学の博士課程に在籍。 たった7頁のレビューだが中味は濃い。
下記4つの項目に分け、まとめたい。