一週間もしないうちに宮原さんから連絡が。。
「早川さんに言われて目が覚めました」とは言わなかった。
「早川さんの美貌に負けました。」とも、言わなかった。
パラオへの監視艇派遣を進めたいので協力して欲しい、という事であった。
水産庁、OFCFといような外部組織まであって、肝腎の島嶼国に人脈がないのである!
日本の水産行政の限界を見てしまった。
当方のパラオ人脈を紹介させていただいた。
当方は求められて水産庁の外交文書も色々アドバイスした。相手は2万もいない小さな島だが「独立国家」なのである。「主権」こそが唯一の切り札なのだ。そこをきちんと扱ってあげなければアカン!
<水産庁潜入>
水産庁からはほぼ毎日のようにアドバイスを求める連絡をいただいた。なんか水産庁職員になったような気分だった。謝金でも出るんだろうか?もしくはマグロの一匹でも。。その様子はない。世の中ギブアンドテイクである。これを機会に色々質問し、丁寧に教えていただいた。
中でも神谷参事官から「ステテコ通信」なるものを何度か頂戴した。
漁業を巡る、科学的議論から、ポリティクスまで。。
勝川氏が指摘するよう利権体質もなんとなく感じ取る事ができた。他方、それを変えようとする内部の動きも。。
<今度は宮原教信者に>
水産庁内の意識、組織改革と、世界の漁業資源改革を水産庁のドンと言われる宮原さんが頑張って、それに振り回されて、じゃなく、着いて行く水産庁職員も結構いるのだ。特に若い職員達。東京海洋大学を出たような彼等は、勝川氏が主張するような水産資源保護の話は承知している。
他方、水産行政は、水産資源だけでなく、水産業従事者、そして国民の食の安全保障と3つのバランスを考慮しながら行っていく必要がある。その背景にあるのは戦後(明治以降)の日本の社会構造である。
そして、漁業を巡る世界の変化である。それは、主に中国や国籍不明もしくは島嶼国の便宜置籍として拡大する規制を無視する漁船の存在だ。
当初、水産庁叩きを志していましたが、ミイラ取りがミイラに。今度は宮原教信者となってしまいました。
馬鹿の一つ覚え ー 水産庁叩き、あと2回位続けます。次回から少し科学的データを入れたいと存じます。