やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

中国からの学生さん

アマルティア・センの学会で中国から来た女子大生(修士課程と博士課程)と仲良くなった。

娘のような年齢である。

初めての日本だという。

「日本人はポライトですね。」

と言われて嬉しかった。やっぱり中国人観光客は日中関係を改善するかも?歓迎すべき、と思ったりした。

選択の自由を唱えるセンの理論が中国の大学で語られているのも興味深かった。

「中国は男子が多いから、自由に選択できるでしょう?」と馬鹿な質問をしてみた。

最初、わからなかったようだが、私が冗談を言っているのがわかって、笑ってくれた。

こういう学会ではこの手の冗談はあまり言わない方がいいのか? 反省。

一人が名刺をくれた。中国に来たらご案内します、と日本語で言ってくれた。

日本語を大学4年間ずっと勉強したそうだ。

名刺にはナント"School of Marxism"とあった!

中国にマルクスを紹介したのは日本ではなかったか?

日本には今"School of Marxism"はあるのであろうか?