やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

セキュリティダイアモンド構想と太平洋島サミットーようこそジャンヌダルク

 

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ようこそ "task force mission, the Jeanne d'Arc"
 
5月上旬に予定されている米グアム周辺での日米英仏、初の4か国共同訓練を前にフランス海軍の強襲揚陸艦ミストラル」が29日、佐世保基に入港。ここには英海軍も同乗とのこと。(永遠の敵のはずの英仏がいっしょでいいの?と余計な心配。)

”ミッション ジャンヌダルク 2017”の一環である。

dossier_de_presse_mission_jda_2017_uk-us (1) 2.pdf

強襲揚陸艦佐世保入港…日米英と共同訓練へ

http://www.yomiuri.co.jp/politics/20170429-OYT1T50079.html

島嶼議連の講演を前に、安倍総理のセキュリティダイアモンド構想の文章を読んでいたら英仏の参加を書いているではないか!

今回の訓練に豪州NZは入っていないが彼らのRoyal NavyのRoyalとは英国同様エリザベス女王なのである。

第一次世界大戦後、日本はミクロネシアの島々を得る一方で、米国の圧力で日英同盟が解消された。

そしてフランスは、このブログで何度も書いているように現在世界第二位のEEZ保有するがその70%は太平洋にあるのだ。

「私はアジアのセキュリティを強化するため、イギリスやフランスにもまた舞台にカムバックするよう招待したい。 海洋民主国家たる日本の世界における役割は、英仏の新たなプレゼンスとともにあることが賢明である。 英国は今でもマレーシア、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランドとの五カ国防衛取極めに価値を見いだしている。 私は日本をこのグループに参加させ、毎年そのメンバーと会談し、小規模な軍事演習にも加わらせたい。 タヒチのフランス太平洋海軍は極めて少ない予算で動いているが、いずれ重要性を大いに増してくるであろう。 」

(2012年12月に発表された安倍総理のセキュリティダイアモンド構想から)

例えば、日米英仏豪の五カ国軍事協力の枠組みによる太平洋の海洋安全保障(広義の)。ここで法執行機関しかない(パプアニューギニア、トンガ、フィジーを除く)太平洋島嶼国に対して日米は夫々の沿岸警備隊海上保安庁が一義的に前面に出て支援できるのではないだろうか?特にSearch and Rescueなど。しかも日本は水産庁の取締船派遣支援の可能性もある。違法操業取締は太平洋島嶼国の一番の関心である。

どうであろうか?