やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

Hao環礁と中国の1500億円の水産養殖場事業

中国が1500億円の水産養殖場事業として仏領ポリネシア政府と合意したツアモツ諸島にあるハオ環礁。今度の講演で紹介したいので写真を集めてみた。 以前はフランス政府の核実験のための軍事基地として開発され、長い滑走路を備えた空港がある。 中国はこの空港があるので、水産物を中国まで運べると言っているが、それが本当の目的かどうか疑問視する声も。 太平洋は明らかに「北京の湖」になりつつある。

<関連ブログ> 「時既に遅し?仏領ポリネシアは中国の手に!」 

時既に遅し?仏領ポリネシアは中国の手に! - やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

f:id:yashinominews:20181205071210j:plain

仏領ポリネシアにあるハオ環礁

f:id:yashinominews:20200510193955j:plain

中国が計画している水産養殖所

f:id:yashinominews:20200510193916p:plain

ハオ環礁の北部に作られた空港
 

f:id:yashinominews:20200510194044j:plain

かなり長い滑走路のように見える
 

f:id:yashinominews:20200510193747p:plain

核実験が行われた頃であろう空港の様子
 

f:id:yashinominews:20200623095524p:plain

中国の目的は南米までの交通網の獲得、ハオ環礁はまさにそのど真ん中にある
 

f:id:yashinominews:20200623095545j:plain

仏領ポリネシアの広さをヨーロッパ地図に重ねて示した図