やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

『日本占領と「敗戦革命」の危機』江崎道朗著ー序章

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江崎先生の新刊だ。500ページの大著。ネタバレにならない程度にメモして行きます。

発売3日で増刷だそうです。

 

はじめに、と序章で既に50ページ。

序章 ー 「敗戦で平和になった」という誤解 ー と題し戦後の日本の危機が描かれている。笹川良一さんが惚れた男、重光葵も敗戦革命から日本を守った中心人物だ。

そして重光も新渡戸の生徒である。新渡戸がプロレタリアと天皇制は共存する、と言っていたのを知っているだろう。

それにしてもロシアは日本を共産主義国家にして、何を得ようとしたのであろうか?

共産党がある国は珍しいのだそうだ。欧米人の友人、知人から言われるまで気がつかなかった。「赤旗」は時々いいこと書いていると思うことがある。真に弱者の味方は共産党ではないか、と時々思うこともある。「敗戦革命」はまだ日本に存在する、ということか。