以前、日本の水産庁が提案するサンマ資源管理になぜか中国と共にバヌアツが反対したのかブログに書いた。
最近バヌアツに関する質問をメディアから受け、数字の確認をするためにIMFのレポートを読んでいたら興味深いグラフを見つけた。
VANUATU STAFF REPORT FOR THE 2018 ARTICLE IV CONSULTATION—DEBT SUSTAINABILITY ANALYSIS
IMF Country Report No. 18/109 April 2018
2018 ARTICLE IV CONSULTATION—PRESS RELEASE AND STAFF REPORT
2005年辺りから第一次産品の輸出品目の中で水産品が20%以下から70%と一気に上昇。
これは何を意味するのか?
日本政府が提案したサンマ資源管理にノーと言ったのは中国とバヌアツだった。
中国のバヌアツへの債務の罠は日本人の食卓のサンマに影響してくる?
Sino-Van Fisheries Limited(バヌアツと中国との合弁会社)という実質中国の漁業会社がバヌアツにあるのだ。その動きの一環としか思えない。
バヌアツは1952年日本の遠洋漁業の拠点としていち早く開発されたものの、海洋法条約で200カイリを制定しニュージーランドが島々を煽って日本漁業を追い出したのだ。バヌアツに自ら遠洋漁業を行う能力はない!
結果。。中国が仕切っている。。。
今からでも遅くない。水産庁叩きしかできない日本の国会議員に提案したい。中国の支援で作ったサント島の港を日本が南太平洋最大の漁業港にしたらどうであろうか?中国の漁船は申請した漁獲量の12倍も違法にとっていることは欧州議会の調査でわかっており、米国議会も懸念しているのだ。日本だけが自虐的水産行政を行っている。
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中国の企業は汚職当り前である。