やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

東北紀行(花巻篇)sponsored by 吉野作造

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 昨日、生まれて初めて救急車にお世話になった。東北の旅の疲れが全身に来ているのがわかる。新渡戸の盛岡から後藤の水沢への途中。新渡戸の父祖が水田開拓をした地「花巻」がある。ここはパスしようと思っていた。新渡戸稲造には直接関係ないと思っていたからだ。しかしもう二度と花巻に来ることはないであろう。無理をした。

 盛岡で足を痛めたので、駅からタクシーに。

「温泉ですか?」

「いや新渡戸です。」

花巻は温泉町だったのだ。

 結果としてここに来てよかった。新渡戸の開拓者としての血筋をたどる事ができたからだ。新渡戸家は桓武天皇に繋がり、千葉常兼が子孫の一人。千葉も治めたのだ。新渡戸の著書の中で皇室が多くの子孫を国中に配置したことが書かれていたが新渡戸は自分のルーツの事を書いていたのだ。

 新渡戸の植民事業、植民政策は自分の先祖代々の開拓の歴史を背負ったもの、なのであろう。

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ここは写真撮影が禁止だったので表の写真だけです。

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