2つ目の博論では太平洋島嶼国の誕生を促した自決権を、島嶼国に関連する部分に絞って理論枠組の中で議論する予定だ。
一番重要なのが1960年の国連決議1514と1541。この決議を導いたのがフルシチョフの演説である、という議論はほぼない。1995年のカッセーゼ博士の自決権の本にも何も書かれていない。
靴で机を叩いたと言われるフルシチョフの国連演説を読んでいるが、「植民」を悪者にしたのはレーニンであり、フルシチョフであろう。フルシチョフの演説の中にレーニンが2度引用されている。勿論彼らの植民政策は西洋のよりさらに酷ものだ。しかし美辞麗句に世界は、途上国は、植民地は、多くの先進国のメディアも人々も騙され、今も騙され続けているのであろう。
フルシチョフが何者か。YouTubeにたくさん映像が残っている。とりあえずリストアップだけしておきたい。
*私が読んだのはウィルソンセンターにあった文書だがここには1960年国連総会の全文がある。
General Assembly, 15th session : 869th plenary meeting, Friday, 23 September 1960, New York
https://digitallibrary.un.org/record/740701
30分という長目のフルシチョフのバイオ
国連演説の映像。これは色々なバージョンがある。息子のセルゲイ・フルシチョフのコメントが興味深い。
2013年にアップされたウィルソンセンターのセミナー。1時間半あるので時間がある時、というか本を読むのが疲れた時に聴こう。
1960年国連スピーチ。タイトルにあるマクミランのスピーチはない。小島嶼国キプロスが国連加盟した事が案内されている。こんな活気が今の国連総会にあるのだろうか?