やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

中共の金がばら撒かれる?パラオ大統領選2020

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中間選挙、ですがスランゲル・ジュニアの圧勝に未だ、夢現です。
ただフォローしてるだけなんですが(嘘)こんなに大差になるとは。ってまだ中間選挙の発表は終わっていないのでどんでん返しがないとも言えず・・
本戦は11月3日。敵は背後に中共と三合会を抱えていますのでどんな手を使ってくるかわかりません。ここはパラオの民主主義を信じるだけです。
すごい勢いでオイロー候補、シード候補から金がばらまかれているとパラオの人たちがたくさん教えてくれるんです。今年4月に怪しいカンボジアからの飛行機が入り、カンボジアの文字が入る100米ドル偽札がパラオに出回ったとのニュースも。

他方、主権免除で無罪になったものの、オイロー副大統領の米軍レーダー施設をめぐるアンガウル土地問題は痛手、というかワザと中間選挙に合わせたとしか思えないタイミング。味方側もなかなかやるな、という感想です。
米国政府が動いてくれていることを祈ります。ここでパラオを中共に取られたら(半分とられているが)インド太平洋安全保障が壊滅します。日本はジャパンライフ、豊田商事、泡オーシャン(アベ政権の汚点)と中共に資することしかしていません。情けない。