トンガを知るにはポリネシアを、
ポリネシアを知るにはオーストロネシア語族を、
ということで、1993年出版の少々古い本ですが「オセアニアシリーズ」第1巻の島嶼に生きる、から柴田紀男先生の「ポリネシア人の拡散と言語文化」をツイッタースペースで読み上げた。
言語学の難しさ、複雑さ、を定量研究と定性研究から、解説していますが、それでも言語学のイロハを知らないとなかなか理解できません。
オーストロネシア語族、というからには言語の研究によってインド太平洋に拡散した海洋民族の存在が明らかにされたのである。ここは抑えておきたい。
オーストロネシア語の基礎がドイツ人のオットー・デンプヴォルフによって確立された話。また柴田氏がクック諸島のマンガイアで長年調査された事なども書かれていた。