写真はFRANZ軍のバヌアツでの様子。バヌアツ首相府から
当初は見ていてイライラしたが、豪仏NZの通称FRANZ軍事協力枠組みは最大に支援を展開しているようである。面目躍如、と言ったところか。
地理的にも、また歴史的にも、政治経済上もバヌアツは日本から遠い。その経済、政治は実質的には豪州が押さえており、日本の大きな出番はなかった。
しかし、このサイクロンの最中に大統領が日本で防災会議に参加。安倍総理があらゆる支援を実施する、と大統領に約束したのである。これで、バヌアツサイクロン被害支援は日本にとって特別な使命となったのではないであろうか?
薗浦外務副大臣のバヌアツ訪問の結果はまだウェッブには出ていないようである。
国家予算の事はよくわかりませんが、US$29.9 million、約30億円。日本にとって無理なお金ではないのではなかろうか?
豪NZの関係、面子が気になれば、共同出資でもよいではないだろうか?
島サミットも控えている。
バヌアツ、サイクロン被害 緊急支援要請
昨日3月24日の情報である。
バヌアツ首相とUN Office for the Coordination of Humanitarian Affairsからの緊急要請でUS$29.9 million、6月24日までの向こう3ヶ月、被災したバヌアツの人々が生きていくための資金が必要、という内容だ。
Flash appeal launched for cyclone-affected Vanuatu
http://reliefweb.int/report/vanuatu/ocha-media-release-flash-appeal-launched-cyclone-affected-vanuatu
個人やNGOの寄付もされているが、政府レベルの支援が必要、とのこと。
勿論、薗浦外務副大臣をバヌアツに派遣した日本政府はこのアピールを認識していると思うが、現地の悲痛な声が当方にも届くので、非力ながらこのブログにも書かせていただきたい。
途上国、小国の現実。政府にお金がない、という事はこういう事なのだ。