やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

US Pacific EEZ :米領太平洋のEEZ 追記あります。

以前、確かこのブログに上げたと思って探しまわったがみつからず「再度」になるかもしれないが掲載しておく。 この広い太平洋、島嶼国だけのEEZではない。 フランスの60%のEEZ(世界二位)と米国の50%のEEZ(世界一位)のEEZが太平洋にある。

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上記表の上段にあるPacific Minor Outlying Islands は鳥のウンチ法即ちグアノ法で米国が獲得したような無人島である。しかし、これが太平洋の米国のEEZの60%を占め馬鹿にならない。 下段がハワイなど人が住む米領の島々である。 太平洋の海洋は、まさに米領、米国の利益、安全保障範囲なのだ。これに自由連合協定を締結するミクロネシアの3国が加われば、米国の守備範囲はさらに広くなる。

 

<追記>グラフにするのを忘れていました! まずは米国全体のEEZの中で太平洋が占めるのは50%以上!

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米国の太平洋のEEZはハワイやグアムなどの領土と無人島、主にグアノ法(鳥のウンチ法)で獲得したPacific Minor Outlying Islands (PMOI)に分けられます。後者が61%と圧倒的に大きい。

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じゃあ、その米領の島で形成されるEEZの比率は? ハワイのEEZが多いのは感覚的にわかるけどマリアナ諸島がハワイに次いで33%。

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無人島は?ハワイ北西部のミッドウェイが半分近く占めています。後はだいたい同じくらい。

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