オバマ大統領と会ったレメンゲサウ大統領そのままハワイで開催されたIUCN-国際自然保護連合の総会に参加し開会スピーチをしていた。
このスピーチの中で、オバマ大統領に説教した事を披露している。
「今日オバマ大統領はミッドウェーに行っているようだが、会ったときに言ってやったよ。いい滑り出しだね。米国の80%のEEZを海洋保護区にすればビッグリーグに参加できるよ。」
会場は大爆笑。
ビッグリーグとは太平洋島嶼国の事である。80%のEEZを海洋保護区とはパラオの事である。
パラオと米国の自由連合協定交渉はオバマ政権では一歩も進んでいない。
IUCNとは何なのか?
1948年フランスで誕生した国際環境NGOだ。絶滅危惧種のレッドリストを作成し国際的な環境活動に大きな影響を与えている。
下記の日経記事では、ハワイで開催された同総会では象牙の取引についても協議され、日本案が悉く否決された、とある。
小島嶼国を取り込む事はPEW同様長けているのであろう。
「象牙の国内取引禁止を勧告 IUCN、日本は反対」
2016/9/12 日経
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDG12H9E_S6A910C1000000/
2014年、太平洋クロマグロを絶滅危惧種のレッドリストに掲載したのもIUCNである。
「太平洋クロマグロが絶滅危惧種に IUCNのレッドリストに掲載」
The Huffington Post 2014年11月17日
http://www.huffingtonpost.jp/2014/11/17/pacific-bluefin-tuna_n_6169484.html
日本にも事務所がある。