やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

映画タイタニック監督PEWの手先となる!

魚の話が続きます。

PEWがしかけてマオリが反対しているニュージーランドの海洋保護区。ケルマデック諸島海洋公園。

その後どうなっているか、と検索したら興味深い記事を見つけた。

ニュージーランドヘラルド紙GJ。

 

Hollywood director James Cameron makes plea for Kermadec Ocean Sanctuary

Sep 28, 2016

http://www.nzherald.co.nz/nz/news/article.cfm?c_id=1&objectid=11718683

 

PEWのロビーイングの手法が明らかにされている。

あの、レオ様が出演した映画「タイタニック」の監督に海洋保護区案を持たせ、ニュージーランドのキー首相に渡したのだそうだ。このJames Cameron監督、5、6年前の話でよく覚えていないなどどしらをきっている。

 

”Cameron said five or six years ago he met Prime Minister John Key and at the request of the Pew Charitable Trusts and gave him a briefing paper on the possibility of a marine protected area around the Kermadec Islands, north-east of New Zealand.” 上記記事より。

 

James Cameron監督、ニュージーランドの観光キャンペーン NZ's 100% Pure New Zealandに協力しているのだ。

100% Pure ってニュージーランドは森林の80%破壊しているのだ。羊のために。。

 

しかし、問題はTe Vaka Moanaの漁業をする人の声を聞かず、漁業を知らないハリウッドスターや監督の言葉を、メディアも政治家、そして愚衆も聞いてしまうことではないだろうか?

 

James Cameron in 100% Pure New Zealandありました。

www.youtube.com