やしの実通信 by Dr Rieko Hayakawa

太平洋を渡り歩いて35年。島と海を国際政治、開発、海洋法の視点で見ていきます。

ドゥテルテ大統領来日と日本ーパラオーフィリピン関係

パラオの約2万の人口の内、パラオ人は1万3千人。

残り7千人は外国人だが、4千人がフィリピン人、と言われている。

ジャーナリストもフィリピン人。

パラオ大使館もフィリピンにある。

大きな手術が必要なときは、パラオからフィリピンに病人が運ばれる。

歴史的にも、ペリリューの激戦は米国が、ニミッツ司令官がフィリピン奪回のために決行。

よって来日中のドゥテルテ大統領の動向は気になる。

海洋安全保障の視点からは、フィリピンとパラオの海洋を繋がっており、越境犯罪も、共同取締の可能性も考えられる。

何よりも4千人も人口か変えるパラオ国内の安全と安寧はフィリピン人の利益でもあるのだ。