パラオ在住の英国人写真報道家やPEWのイエロージャーナリズムをブログで取り上げている。
昨日、「イエロージャーナリズムとは何か?」と質問を受けたので、簡単に書いておきたい。
下記はwikiの記述である。
多彩な形容詞と誇張の使用や、迅速さを優先して事実検証不足のニュース速報あるいは全出来事の慎重な偽造によって作り出された物語などのような形式をとる場合がある。
黄色新聞に扇情的に扱われた人間の興味話は、特にアメリカ合衆国で、19世紀を通じて発行部数と読者数を極度に増加させた。
私がイエロージャーナリズムを放っておけない、と認識したのは新渡戸が日米関係を熱く語っている文章に接したからである。
新渡戸はスイスの国際聯盟から戻ると、命をかけて悪化する日米関係の修復に動いた。多分若き昭和天皇の希望も汲んで、の行動だった。
新渡戸が指摘しているのは、米国の反日の背景にあるのが、宋美齢をはじめとする中国人の反日煽動活動、中国に派遣される質の低い米国人伝道師達(日本が問題を起こしていると米国に通報)、そして米国内のイエロージャーナリズムである。
先日取り上げたマグロの初競りは祝儀値という市場経済とは違う行動を利用したイエロージャーナリズム。
パラオのブルーボート爆破は大きな違法創業監視活動の中の一つでしかないのにあたかもそれのみが違法創業対策のように取り上げているのもイエロージャーナリズム。
一番良い例は、戦前のブリストル湾事件のイエロージャーナリズムであろう。
日本政府は米国の反日の動きに気遣って、調査船2隻しか出さなかったのに、現地新聞jは日本業船が101隻来たと新聞に書いたのだそうである。(101匹わんちゃんと間違えたのかも!)
大衆は実態を知らない。メディアが書く通りに理解する。少数の専門家を除いては。
メディアは、大衆が理解しやすく、期待するように、即ちイエロージャーナルになるのだ。
だから、イエロージャーナリズムを侮ってはいけないし、確固とした対策を穫るべきだ。